関空より

200678日(土)

関空へ出かける。関空快速には初めて乗った。以前バスで行ったことを忘れていた。韓国へ2001年に行ったときに利用していた。ああ、関空初利用だと思っていたのに。パスポートを見ると、確かにスタンプが押してある。間違いない。ロビーの様子とモノレールを利用することで気が付いたのだが、パスポートで直ぐに確認できたのだ。こんなことを今まで気付かなかったとは。昨年は、来年は関空を初利用してヨーロッパだと思いこんでいた。話が、横道へ逸れた。

79日(日)

深夜便で関空よりタイのバンコクへ向かう。飛行時間は約5時間。寝ていこうと思ったがなかなか眠れない。エンジン音が気になるのと、時々乱気流で揺れるのだ。座席が空いていたので横になることができたが、それでも眠れなかった。バンコク到着前に朝食が出た。

バンコク空港では、ミュンヘン行きの飛行機まで約7時間以上の待ち時間があった。この間に、生まれて初めてのマッサージをしてもらった。足先マッサージと首回りのマッサージだ。気持ちよかった。

ここで、時計の安いのを買った。日本からしてきたSEIKOの時計が時刻の調整ができないことが分かったからだ。時差を調整できないのでは困る。とは言え、スイスへ行くとはいっても高級品を買うことはできないので、45百円のCASIOの時計を買った。これで、旅行中過ごした。

バンコク空港はだだっ広い。端から端まで歩くと何十分もかかる。TRANSITの待合場所で長いこと待った。その間に端から端まで歩いた。公衆電話があるのだが、手持ちのクレジットカードではエラーが出て使えない。バンコクの電子機器は余り性能が良くないようだ。最初は、新しく作ったクレジットカードに問題があるのではないかと心配したが、これは後で問題ないことが分かった。

待っている間は、ガイドブックを見たりもするが、何もすることがない。必然、食べたり飲んだりすることになる。これでかなりバーツを使った。

バンコクからミュンヘンへの飛行機の中では、タイで10日間ほどバカンスを過ごした帰りだというドイツ人カップルと隣り合わせになった。途中いろいろ話をした。ミュンヘンでは、どこを見物すれば良いかとかガイドブックをのぞき込みながらいろいろ教えてくれた。10時間のフライトで、食事をしたり、なんやかんやで共通の時間を過ごしているとうち解けてきて、年齢を聞いてきた。Markus 36歳で Sybille 26歳だそうで、私は46歳だから丁度10歳ずつ違う。この時、名刺を渡したら、Markus はメールアドレスを教えてくれた。このメールアドレスに、スイスでの1週間の滞在の後メールするのだが、返事がなかった。なんと、adaolを読み間違えていたのだ。帰ってから、自宅のメールを確認していて、Markus からのメールがあり、それと分かった。Markus よりもSybille の方が英語が達者で、いろいろ話すことができた。隣同士だったので、腕が擦れ合う感じがなんとも言えず快感だった。この二人と連絡が取れて、ミュンヘンでもう一度出会うことができたらどんなに良かっただろう。いま思うと、重ね重ね残念だ。

Markus と Sybille

タイ航空の機内食はまずまずだった。日本食はないものの、オムレツ、ビーフ、チキン、フィッシュとメインディッシュがあり、フルーツとデザートが付いていた。飲み物は、ウィスキーからビール、コーヒー、オレンジジュースなど、サービスしてくれた。

夕刻、ミュンヘン空港に無事着陸する。空港で二人と別れ、ドイツ滞在中に必ず連絡を入れると約束する。

空港のインフォメーションで、アラベラ・シェラトン・エアポート・ホテルへのシャトルバスの乗り場を尋ねた。早速、にわか仕込みのドイツ語表現が生きた。ボ ヘルト デア ブス ツア アラベラ シェラトン ホテル ? なんとか乗り場を見つけたが、発車まで1時間近くある。しかも、無料だと思っていたのに、5ユーロもするという。そこで、思い切って、タクシーに乗った。距離は4キロくらいと分かっていたので、それほどかからないと思った。10ユーロほどで行くことができた。

ホテルへ着いた。新しいホテルだ。空港周辺に急造したものらしい。バスタブも付いている。

ここを最後にバスタブとは縁遠くなる。今日は、ワールドカップの決勝戦だ。イタリアとフランスがやっている。ホテルの大きなスクリーンの回りに、イスを並べて客たちが見ている。私も仲間に加わった。が、ハーフを見ただけにした。明日のことが気になったのだ。飛行機の旅で疲れて、翌日ちゃんと起きられるか不安だった。が、これは杞憂に終わった。